塗料の豆知識

着色顔料とは
着色顔料の役目は塗材を着色し、仕上がり塗膜を美しく彩ることです。さらに塗料の中でよく分散しムラをつくらないこと、直射日光や気象条件によって変色しないことなどの性質も要求されます。
着色顔料は無機質系と有機質系に大別されます。一般的に無機質顔料は隠ぺい力が大きく耐候性も良いのですが、冴えた色は出ません。有機質顔料は無機質顔料に比べると耐候性や隠ぺい力に劣り、価格も高いのですが、鮮やかな色を出するためには必要になります。

体質顔料とは
簡単に言うと「隠ぺい性の少ない着色自由な顔料」と言ったところでしょうか。塗料やパテでは主に塗膜の補強,増量、作業性の改良(ハケサバキ、タレの防止)および目地止め等の目的で使用されます。 炭酸カルシウム,カオリン、タルク等が体質顔料に属します。


シーラー(SEALER)とは
シーラーは多孔質で吸収性の大きな壁面(コンクリート、石膏ボード、スレート板など)の小さな孔を埋めることにより、上塗り塗料の吸い込みを止め、着きを良くします。
ただしパテと違い凹凸を埋めて平らにするようなことは出来ません。
当社製品ではMK水性シーラー・透明、MK水性シーラー・白やMK浸透シーラー・透明、MK浸透シーラー・白等があります。白は白色顔料(酸化チタンなど)が添加されていて、隠蔽力(下地色を覆い隠す作用)があります。

フィラー(F I L L E R)とは
シーラーの中に体質顔料を入れたものをフィラーと言います。素材の壁面(被膜面)の凸凹部を埋めこれを平滑にし、あるいは被膜面の塗料の吸込みを防いだりします。メーコーでは、強化フィラー、強化フィラーエアレス85、ピンデックスなどがあります。

「チキソトロピー」って何?
製品化したパテは通常かなり高粘度になっていますが、塗装現場ではこれを上板(パテを練るときに使用する板)で練って軟らかくします。この変化をゾル化と言います。
今度はこれをしばらく静置しておくと再び粘度が上がり、元のように硬い状態になります。これをゲル化と言います。
この様に攪拌又は振蕩によってゾル化し、静置するとゲル化する性質をチキソトロピー(触変性ともいう)と言います。
「チキソトロピー」はパテ製品の貯蔵安定性に関係する性質です。粘度のゆるい塗料など顔料の沈殿を防ぐために塗料にチキソ性を与える添加剤があります。